しばらく帰って来なかったママが、君を連れてきた。
はじめて会うけれど、君の事は知ってるよ。

はじめまして、弟君。

一緒に色々な出来事に出会って行こうね。
一緒に楽しい時間を過ごして行こう。

君の成長を傍で見守るから。

ずっとずっと一緒だから。
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しばらく帰って来なかったママが、君を連れてきた。
はじめて会うけれど、君の事は知ってるよ。

はじめまして、弟君。

一緒に色々な出来事に出会って行こうね。
一緒に楽しい時間を過ごして行こう。

君の成長を傍で見守るから。

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会いたくて何度も泣いた
長い入院生活が耐えられず、途中で外出を許可してもらった時の事。
本来ならさせてもらえない日数だったけれど、7日で抜糸する所が私の傷は治りが早く、5日でしてもらえたので許可がもらえた。
いや、それよりホームシックが酷くて手に負えなかったのもあるだろうけど。
私のホームシックの原因だったのは小冬。
小冬に会いたくて会いたくて会いたくておかしくなるかと思った。
小冬の写真、小冬という文字を見るだけで涙が止まらない。
胸が張り裂けそうになって、咽喉の奥から熱い塊がせりあがってくる。
何故かわからないけれど、昔から小冬に対してもう失いたくない、またさらわれたらどうしよう、なんて思ってしまう自分がいる。
そんな事実は一度もないのに。
それはさておき。
小冬の反応を想像しながら胸を躍らせ家に着いた。
夫の後から家の中に入る。
「ただいま、小冬、白斗」
白斗は普通に嬉しそうにはしゃいで傍に寄って来たのに対し、小冬ははっきりと<シンジラレナイ>という顔をして私の顔を見つめている。
そして尻尾を振り、体をくねらせながらゆっくりと傍に寄ってきた。
吠えもせず飛びつきもせず、ただただゆっくりと私の体に手をかける。
顔を見つめた後、すごい勢いで私の口を舐め始めた。
相変わらず体はくねくねさせたまま。
まるで 「ママちゃ、ママちゃ、待ってたの、待ってたの、本当に帰ってきたの?夢かな?」 と言っているようだった。
ひとしきり再会を喜んで顔を覗き込むと、涙をこぼしている。
寂しかったんだろうな。
留守番も多かったし、白斗も私もいなかったし。
そして。
その後にみんなで散歩に行った。
小冬は見違えるほど甘えん坊になっていて、しかも夫にベッタリになっている。
何をするにも 「パパちゃ、これやって」 「パパちゃ、抱っこして」 と夫にまとわりついている。
夫曰く、辛いのを二人で耐え抜いてきた戦友だと言う。
私との再会を喜んだ後は、置いて行かれた事を思い出したのだろう。
プイッとそっぽを向いたまま、私の傍に寄らなくなった。
ママに捨てられた、置いて行かれた、裏切られたと思ったのかもしれないな。
そんな事を思っているうちに、あっという間に帰院時間になった。
小冬に言い聞かせる。
すると目をつぶり、耳を倒す小冬。
見る見るうちに涙がせりあがってくる。
小冬も我慢してるんだ。
後ろ髪を引かれつつ、病院に戻る。
早く回復して帰らなければ、と思い入院してはじめてご飯も全部食べて夜は眠る努力をした。
次の日の外出では、小冬もちゃんともどってくる事を理解してくれたのだろう。
素直に甘えてくれて、病院に戻る時間になると寂しがり始めた。
後半は毎日外出した私。
けれど、いつの間にか 「早く病院に戻らなくては」 「子供が待ってる」 と思うようになった。
だから小冬は今、子供の事を大事に思ってくれているのかもしれない。
今日も犬達をオシッコさせに外に行ったら、子が泣いているのが聞こえた。
その途端、私を突き飛ばして家に走って戻った小冬。
ちょっと寂しい反面、嬉しくもある。
そうそう体験できない小冬と離れる体験。
もう2度とごめんだけど、とても良い体験になったと思う。

でも、たまにはこんなふうに甘えてね
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お腹がハゲッパになったよ
白斗は入院によって、思わぬ産物があった。
白斗は結局12日間入院した事になる。
最初は寂しがってご飯を食べなかったのに、後半はきちんと看護師さん達の言う事を聞いてご飯を食べて良い子にしていたらしい。
白斗は初対面では誤解される事が多い。
動きが大雑把で乱暴だし、体が大きいから怖がられてしまう。
けれど、長い時間一緒にいるとすごく人懐こくて素直で明るいコだと言うのがわかる。
おそらく入院中もそうだったのだろう。
最初はそうでもなかったのに、後半になればなるほどものすごく可愛がられていたらしい。
こまめに散歩もさせてもらって、わがままにも付き合ってもらっていたらしいし。
夫が行くと 「白斗」 「白ちゃん」 と呼ばれて尻尾をピッコピコ振っている場面に何度も出くわしたと言う。
退院後、白斗が再診に行くと先生が二人係で出てきて診てくれたり(普段は絶対ありえない)すれ違う看護師さんや受付の人にまで声を次々かけてもらったと言う。
おそらく小冬ならこうも行かないだろう。
白斗も最初のウチは気の毒になるくらい寂しがっていたのに、後半になればなるほど面会に行くと 「狭いですがどうぞぽっくんの部屋へ」 みたいな顔をして病室で私達を迎えていた。
最初のうちはドッグランから私が帰るのを辛そうに見送っていたのに、後半は 「さて、ぽっくんは帰れないからお部屋に戻ろうか」 みたいな感じだったし。
ちょっぴり寂しいのぅ。
白斗らしいと言えばらしいけど。
けれど。
きっとそうなったのは一生懸命診てくれた獣医さんと看護師さんのおかげだし、私達との揺るがない信頼関係があったからと信じたい。
必ず迎えに来てくれる。
毎日往復2時間かけて、夜中に面会に通った夫を見てそう思ってくれたと信じたい。
ようやく帰って来た白斗を見て、家族が揃う幸せをかみ締めながらそう思った。
そして。
思わぬ産物とは。
白斗はすっかり人馴れしたおかげで、犬生初の美容室へ。
かっこ良くサマーカットになって帰ってきた。
以前だったら考えられなかったな。
これでもう夫にザンギリにされる事もないだろう。
入院は辛かったけれど、良い事もあったという事だ。
可愛がってくれた病院のスタッフの皆さんに感謝である。

エヘ、ぽっくん、初めてサマーカットにしたよ
ほら、おしっこしてるでしょ?
本当だったら明日が出産予定日だった。
予定日より2週間早く出した我が子はとても小さい。
入院中は一時期2500gを切ってしまった程。
だから、大きくするのに必死な私。
明けても暮れても乳やりに没頭している。
初乳さえ飲ます事が出来たら後はミルクでも良い、と思っていた。
初乳を出すのに必死で術後すぐに自分で母乳マッサージやら、乳首を引っ張ったり努力したかいがあって、怖ろしいほど出るようになった。
出るなら飲ませた方が良い、ミルク代もかからないしと思いつつ子に与えようとするのだけど、小さい我が子は口がまだ小さくて上手く吸えない。
だから2時間おきの乳やりが今の状況。
しかも1回の授乳に30分〜40分かかる。
不足分のミルクを与える時間を入れると1時間はかかってしまう。
1日の半分は乳をだしっぱなのだ。
乳をしまう暇などありゃしない。
ちょっとした乳牛になったような気分である。
気がつくと乳をベロリと出して歩いている自分が居る。
慣れって怖い。
この間は宅急便が来た時に、うっかりそのまま出てしまう所だった。
これがまだ子を抱いていたりしたらまだ逃れようがあるけれど、単品の場合はちょっと許されないだろう。
完全にアウトである。
それだけでなく。
入院中もホームシックが酷くて夫が駆けつけてくれた時、大号泣していた私。
ひとしきり泣き止んでふと見ると、乳がベロリと顔を出していた。
しかも、パジャマの横の授乳する所から。
ナマ乳。
色気も何もあったもんじゃない。
鼻水垂らして大号泣、しかも 「ち〜っす」 と乳が挨拶してる。
笑わなかった夫は偉いと思う。
そんなこんなで超多忙な毎日。
少しでもサボると小姑小冬が 「ママちゃ、弟ちゃんのオムツが濡れてるよ」 「ママちゃ、弟ちゃんが泣いてるよ」 と注意しに来るのでサボるわけにも行かない。
疲れは夢にも影響しているらしい。
この間は、オードリーの春日にしつこく嫌がらせをされて思いきりパンチを連打している夢を見た。
目を覚ましたら息子の横わずか数センチの所を連打していてかなり焦った。
そして今朝。
夢の中でひじをグイグイ押され、ムカついたので激しく押し返した所で目を覚ますと息子の頭をひじでグイグイ押していた。
息子のか弱い 「フニャ〜・・・」 という泣き声で完全覚醒したのだけど。
子育ってって本当に大変だ。
頭ではわかっていたつもりだったけれど、実際体験してみると一日があっという間に過ぎる。
世のお母さん方はみんなこんな体験をしていたのだと思うと、改めて尊敬してしまう。

困ったな…泣き止まない…どうしよう…
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膀胱炎になっちゃったの
この2、3日小冬の様子がおかしかった。
しきりに股間を舐めてはむせたり、足の肉球をひたすら舐めたり、お尻を気にして座り込むような格好をしていた。
一難去ってまた一難か・・・。
おそらくまた膀胱炎が再発したとか、肛門嚢が破裂しそうになっているとかなのだろう。
やっと、やっと落ち着いたと思ったのに。
もういい加減うんざりしながらも、落ち着かない私。
心配で胃が痛くなってきたので、昨日の朝早く夫に頼んで病院に連れて行ってもらった。
結果はやっぱり膀胱炎。
幸いにも軽い膀胱炎なので、薬ですぐに治りそうだ。
ついでに肛門嚢も絞ってもらった。
イボも肉球も診てもらったけれど、経過観察で良いという事だった。
この小さな体でたくさん我慢してくれたんだものな。
夫が私や白斗の見舞いに来ている間は一人で留守番だった小冬。
どれほど寂しかっただろう。
何を考えて過ごしていたのだろう。
「もうすぐパパちゃは帰って来てくれる」 と信じて待っていたのだろうな。
おそらく膀胱炎になったのは、ストレスもあるけれど他にも原因があったのだろう。
ずっと白斗がステロイド剤の副作用で1時間おきのオシッコをしていた間、小冬は生真面目ちゃんなのでずっとそのオシッコに付き合っていたっけ。
小冬は今まで3時間おきのおしっこで十分間に合っていたのに、白斗を連れて行くと 「あれ?もうそんな時間? どれどれよっこいしょ」 と玄関に出てきて待機していた。
『小冬っちはおしっこ出ないでしょう?』 と言うとぶんむくれたり、慌てて走り出てきたりしていたし。
白斗がチヤホヤされていたので、かなり面白くなかったのもあったのだろう。
でも。
連れて行くと案の定なかなか出ない。
「あれ?おかしいな?ちょっと待ってね」とばかりに無理矢理絞り出していた。
そんな生活をしていたのに、今度は留守番三昧で3時間どころか5時間くらいオシッコが出来ない日が続いたりしたから膀胱炎になったのだろう。
こんな小さな体にたくさんの負担をかけてしまったな。
想像もつかないようなストレスもかかっただろうし。
来月の半ばになれば、子も外出出来るようになる。
早くみんなで日の光を浴びながらのんびり散歩をしたいなと思う。
今から楽しみでたまらない。
新入りの見張りという新たな任務についた小冬。
色々大変だろうけど、膀胱炎が早く治りますように。

ちゃんとネンネしてるかな?
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感謝とお礼
登場人物
●
【趣味】小冬に付きまとう事
【特技】妄想癖(時々暴走)
【宝物】家族
●夫:妻の妄想癖に振り回されつつも的確なツッコミを欠かさないクールな現実主義者。いつも家族の事を想い、大事にするものの報われない可哀想な面もある
【趣味】パソコン
【特技】パソコン
【宝物】家族
●小冬(コフユ):我が家で一番権力を握る実力者。神経質ながらも大雑把さが同居するラブリーな女の子。スピッツ6才。我が家の警察官であり、ルールブック
【宝物】おやつ

●白斗(ハクト):我が家で一番大きいのに一番弱い。大らかで明るく優しい男の子。スピッツ5才。我が家の癒しのアロマ
【宝物】パパ

●レオ:甘えん坊なのに感情表出が下手で誤解されがちな男の子。ミックス猫(黒)9才
【宝物】ご飯

●ベガ:小心者でクールな女の子 小白と本気でパパを取り合う良きライバル。ミックス猫(サビ)8才
【宝物】パパ

●タロ:おっとり天然キャラ 毎日毎日ママのストーキングに明け暮れる。ミックス猫(黒白)6才
【宝物】ママ

●ふじ:我が家一の甘えん坊&野生児 いつも何かにドキドキワクワクしている。ミックス猫(白)4才
【宝物】小冬

●むぎ:寒風吹き荒ぶ中放浪中、小冬&パパさんに保護される。いつまでも仔猫の心を持ったシニア猫(茶トラ)推定9才
【宝物】小冬、パパさん

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