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オバサン猫
カテゴリ:ねこ

 P1060591.JPG 睡魔…に…やら…れ…た


ずっと忘れていたのに、なぜか思い出した。
小さな頃に出会ったトラ猫の事。

 

いつもお腹を大きくしていて、神出鬼没な活発なノラ猫だった。

 

こっそりオヤツを分けてあげる私にとてもなついていて、『オバサン』 と呼ぶと返事をして甘えてくる。

 

『オバサーン』 と大きな声で呼ぶと、いつどこで呼んでも必ず現れるから同級生に良く自慢したっけ。

 

オバサンはテリトリーがやたら広く、本当にあちこちで見かけた。
当然私の家もテリトリーに入っていて、飼い猫がいるのにドカドカと家の中に入ってきて寝ている私に添い寝していくような人懐こいコだった。

 

 

そのオバサンがウチの小さな畑で仔猫を生んだ。
6匹。

 

そして寝ている私の所に仔猫を運んで来てしまった。
6匹全部。

 


仔猫を置くと自分はサッサと姿をくらまし、必死に貰い手を探している間姿を見せなかったオバサン。

 

今考えると相当賢い猫だったのだろう。

 


それぞれ貰い手がついた頃、またお腹が少し大きくなりかけたオバサンを見つけた。
懲りずにオヤツをあげる私。

 

 


しばらくして、オバサンの仔猫がどうなったのか気になった。
貰い手を捜してくれた親に聞いてみた。

 


すると言い辛そうにしている父。
何度も聞くと意を決したように言った。

 

 

 


「喰われたんだ」

 

 

 


えっ?

 

 

自分の耳がおかしくなったかと思って聞きなおしたけれど、父はまた同じ言葉を繰り返した。

 


泣き叫ぶ私に、困る父。
それでもなお言う事を聞かずに父を責める私に父は激怒した。

 

当然だろう。
娘が勝手に餌付けした猫の仔猫を必死になって貰い手を捜したのだから。

それでいて、そんな不本意な事があったのだ。
父は殺生とかが大嫌いな人なのに。

 


聞くと、その人は年をとったおじいさんだったのだけど、最初から食べるために貰い受けたと言ったと言う。

「可愛がるから、大事に育てるから。2匹譲ってくれ」と言っていたのに。

 

どういう風に殺して食べたかを事細かに教えてくれたと言う。

 

そのおじいさんに抗議しに行くという私を父が止めた。

 

今更言った所で仔猫は戻ってこない。
当時は欲しいと言えば今のように調査もせずに、簡単に渡していたのだ。

 

 

誰も責める事が出来やしない。

自分が子供で無力だという事を知った出来事だった。

 


その事があってから、オバサンは私の傍に寄らなくなった。
家にも入ってこなくなった。

 


私は彼女を裏切った事になったのだろう。

 

きっと彼女は信じて託してくれたのに。

 


彼女に触れられぬまま、やがて姿を見かけなくなった。

 

 


今でも思い出すと胸がザワザワする。

 


成人して家を出てからもしばらくはしょっちゅう思い出したり、実家に帰るたびにいるはずもないのに姿を探している自分がいた。

 

 

何で今頃思い出したのだろう。
数日前、実家に行ったからだろうか。

 


今でも鮮やかによみがえる彼女の飄々とした表情。
自然と共にたくましく生き、人間を器用に利用して、胸を張ってノラ猫をしていた彼女。

あの時代だったから、彼女はあんなふうにしたたかに生きられたのだろうけれど。

 


確かに。
小さかった私のある一定期間は彼女で一杯だったのだ。

 

大人になっても思い出すほどに。

 

 

※ 今日はコメント欄を閉じさせて頂きます。 読んでくださってありがとうございます。

 

 

P1060590.JPG

 ノラちゃんが減ると良いね

 

2009.12.18 / コメント:: - / トラックバック:: - / PageTop↑


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