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家族旅行
カテゴリ:家族

DSCN0283.JPG ぽっくんも神様にお願いしたよ

 


白斗が病気になり、緊張や興奮でも倒れてしまう状態なので遠出の旅行はもちろん、自宅への来客も無理となってしまった我が家。

ブログで知り合った人達と会うチャンスが出来てもそれも叶わない。

 

12月に来てくれる予定だった人との約束もキャンセルとなり、同じ道内に住むスピ友さんが声をかけてくれたのに、会いたくてもそれさえも我慢をしていた私。
今月末に開かれるはじめての同窓会も欠席する事になり、なかなか気分転換が出来なかった。

 

これはこれで幸せな日々なのだから、白斗が生きていてくれる事が幸せなのだから、と自分に言い聞かせていてもやっぱり時々鬱々とする自分が顔を出す。

 

このままずっと、遠出の外出も旅行も来客も自由にならないのだろうな。

与えられた物で満足できない自分が嫌になり、白斗を裏切っているようでまたヘコむ私。

 

そんな私を見かねたのだろう。

 


夫がサプライズで結婚記念日のプレゼントで旅行を用意してくれた。
7月15日から17日にかけての2泊3日。

 

場所は美瑛という北海道でもより自然が多く美しい景色が広がる場所。
我が家からそれほど離れた場所でもなく、病気の白斗への負担も軽くて済む。

 

正直病気の白斗と歩き始めた息子を連れてなんて、無謀すぎるとも思ったし実際すごく大変だったけれど。

 

すごく楽しかった。

 


実際白斗はかなり血糖が不安定になったから、おそらくもうこんなふうに旅行には来れないだろう。

無理をしてでも苦労をしてでも行く事が出来て本当に良かった。

 

 


初日の15日。
目的地までの移動ですでにバテてしまった白斗。
観光地へ連れて行って車の中で待っていてもらおうか悩んだけれど、待っている間中テンション高くしているので間違いなく倒れてしまうだろう。

 

暑い中連れて歩くと100%発作を起こすし。

 


仕方がないのでクーラーがある涼しい宿で待たせて、親子3人でぜるぶの丘へ。

 

けれど、白斗が気になり集中できない私。
お土産屋さんにも寄らず食料を買出しして帰ってきた。

 


夕方涼しくなってからのんびりとみんなで散歩したりして過ごす。
息子はいつもベビーサークルで囲われているけれど、宿では好き勝手に歩き回る事が出来てそれが一番楽しかったらしい。

 


気がつくとスタスタと歩くようになっていた。

 

 


2日目の16日。
朝の白斗の血糖が60台のため、出かけるのを急遽見合わせ血糖の安定待ちとなる。

 

一気にブドウ糖を投与すれば前にも書いた通り、ブドウ糖不耐性とやらで血糖が下がってしまう。

 

なので20分置きにちょっとずつ投与して、少しずつ少しずつ血糖を上げていくしかない。

 

心配とガッカリで凹む私達を尻目に息子が昼寝を始めた。
まるで白斗をかばうかのように。

 

『息子が寝たら行けないし、まあ仕方ないよ」 とのんびりする夫と私。

 

結局3時間かかって血糖が100近くまで上昇したのを確認する事が出来た。
「ちょっとー、どんだけの大物タレントさ、3時間待ちですよ」 と思わず笑ってしまった。

 

当の白斗は 『ちょっといつになったら出かけるの?ぽっくんいい加減待ちくたびれたよ、弟ちゃんが早く起きないからだよ』 と息子に付きまとっていた。

実は夫がトイレに行っている間、息子が昼寝をする前に白斗と並んで窓の外を見ているのを見て大泣きしてしまった。

 

こんなにも愛しくて大事な者達が、こうして私の傍で時間を刻んでくれている事に感極まってしまったのだ。

 

明日はどうなるかわからないから。

この瞬間が本当に大切なのだ、と。

どんなに焦がれても同じ時間はないのだから。

けして悲観的な涙ではないから、自分の中で良しとした。

 

本当はこの日、森の神様と呼ばれる神木を見るのと滝を見る予定だったのだけど、時間がなくなったので予定を変更する。

 

四季彩の丘へ行き、いつも後回しになっている息子のために親子3人でバギーカーに乗った。
大声でアホのように笑いっぱなしの父母を冷めた目で見る息子。
けれど、後半は一緒にアホのようにもりあがっていた。

 

大盛り上がりした後、ソフトクリームを食べていたらやっぱり白斗の事が気になりだした私。
すると息子があまりの暑さにグッタリしだした。

 

やべぇ。
まだ1歳だからわずか10分でもこの炎天下であっちの世界に連れて行かれそうになるんだった。

 

慌てて息子をラグビーボールの如く抱え、車に非難する。
案の定お土産屋にも寄らず、帰路に着く私達。

 

夫がそれではあまりにも可哀相だと思ったのだろう。
帰り道に有名な親子の木を見に行く事に。

 

以前、もう一つのブログで使った写真より子供の木が大きくなっていたけれど、やっぱり可愛いなと思いながら帰ってきた。

 

 

そして。
一度家に帰り、涼しくなるのを待って森の神様に会いに行く事にした。

 

樹齢900年の神木。

 


白斗の長寿を願うためにどうしても行きたかった。

 

 

トトロに会えそうな緑の中。
そこにいた大きな木。

 

 

その木を見た時、胸の奥が熱くなって涙が出てしまい夫に見られないように大きな声で息子に話しかける。

 


犬達を中心に写真を撮り、何度も何度もお願いとお祈りをした。

 


名残惜しかったけれど、虻が多く汗っかきの息子に多数の虫が寄ってきたので渋々車に戻る。

 

そして最後に天人峡に寄り道して、犬達の散歩をした。

 

 


夜は息子を寝かしつけてから、夫とゆっくりワインを飲みながらたくさん話をした。

 

こんなふうに夫と楽しい話をするのはどれ位ぶりだろう。
いつもは疲れた私がすぐに横になってしまい、夫が居間で一人ポツンとPCをしていたっけ。

 

余裕があって話をしたとしても白斗の血糖や病気の話ばかりだったから。

 

この時間は本当に楽しくて有意義な時間になった。

 


最後に夫が 「今回の旅行はなかなか思うようにならない事もあったけど、こういう事の方が良い思い出になっていつまでも残ったりするんだよね」 と笑った。

 

この人と結婚した事を誇りに思った瞬間だった。

 

 

3日目の17日は帰り道にアンパンマンショップ富良野に寄ろうとしたけれど、案の定白斗の調子が悪くなり断念。

まっすぐ家に帰ってきた。

 

だから。

 


おそらく来年はもう白斗は旅行に行けないだろうと思う。
移動のストレスや環境の変化、年齢的にも病気的にもかなり負担がかかる。
実際一度下がった血糖はなかなか上がらず、かなり苦労した。

 

正直発作の恐怖に怯え、夜中に何度も様子を見に行った。

 

かといって、もう2度と旅行に行かないのは息子が可哀相だ。
いつもいつも後回しになっているのだから、1年に1回くらい旅行に連れて行ってやりたい。

 

夫と色々相談して、白斗の犬ドッグで入院を兼ねて病院に預かってもらうのが一番安心だ、などと今から話をし始めている。

 


だから。
今回は一緒に旅行に行けて本当に良かったと思う。

 

この先何年経っても今年の旅行を忘れる事はないだろう。

 

 


夫、ありがとう。

 

息子、小冬、白斗、楽しかったね。
たくさん幸せな時間と笑顔をプレゼントしてくれてありがとう。

 

猫達も留守番ありがとう。

 


また頑張ろう。
この幸せを心の栄養にして。

DSCN0290.JPG

小冬っちもお願いしたの

2010.07.20 / コメント:: - / トラックバック:: - / PageTop↑


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小白:これを書いている人物。慣れない子育てもはや2年。相変わらずの妄想癖で数々のピンチやら何やらを乗り越える。根っからの貧乏性&心配性。
【特技】妄想癖(得意分野は貧乏ごっこ、家族の心配)暴走し過ぎて夫に迷惑をかけるのが定番
【趣味】夫いぢめ
【宝物】家族


●夫:24時間365日家族の事を想い家族のために尽くすドM、じゃなくて心優しいパパ。現実主義者ゆえ冷たく見られがちだが海のような広さの心の持ち主。
【特技】息子のご機嫌取り
【趣味】息子の目を盗みわずかな時間いじるPC
【宝物】息子


●息子:この世に出てきてわずか2年足らずで小白家のみんなのハートをがっちり掴んで離さないニクイやつ。父譲りのクールで超マイペースな所に母の大雑把さと頑固さを併せ持つ幼児。
【特技】あやしいダンス
【趣味】色やら数やらをひたすら言う、もしくは人に言わせる。
【宝物】オモチャ、アイタッチ


●小冬(コフユ):小白家の警察&ムードメーカー&ルールブック。老いてますます血気盛んな所におおざっぱさが加わりますますオヤジ化するもラブリーさは変わらず小白が溺愛する娘。スピッツ9才。
【特技】取締り
【好き】チーズ、レバー、特定のオヤツ、ママちゃ



●白斗(ハクト):2年前よりインスリノーマを患う。どうすればパパたんを独り占めできるか日々研究中。大らかで優しい息子。テンション高く時々倒れるのがたまにキズ。スピッツ8才。
【特技】低血糖発作からの生還
【好き】パパたん、弟ちゃん、チーズ、オヤツ全般、散歩



●レオ:2011年10月26日永眠。享年12才



●ベガ:小白家猫組唯一の女の子。寄る年波に勝てずあちこちガタが来つつも頑張っている11才。小白にペット霊園の話を出された途端蘇ったフェニックスキャット。
【特技】1日1嘔吐
【好き】猫缶、口に入るもの全部



●タロ:老婆宅にセラピーキャットとして修行中



●ふじ:小白家猫組末っ子。もうすぐシニアなのにいつまでも仔猫扱いの6才。いつまでも冒険心とドキドキを忘れないピーターパンキャット。
【特技】チキンレース
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